雨漏りはワクワクしたものです

小さな時、古い借家に住んでいました。

かなり老朽化しており雨が降ると雨漏りがしていました。数か所が雨漏りしていましたので、その場所に、鍋を置いて上から滴り落ちる雨粒の音を聞きながら夜、寝入ったこともあります。小さい頃でしたので、雨が降るとイベントが始まったかのようにワクワクしたものです。
鍋に当たって音がする、あの小気味のよい音は今でも記憶に残っています。
始めは、鍋に直接、雨水が落ちるので、金属音のようなカンッという音から始まるのですが、次第に、雨水が鍋の中にたまるようになると、ポンッポンッという音に変わっていきます。
まあ、小雨の時の状況であれば楽しかったのですが、もちろん大雨の時もあります。そのときは鍋では足りず、床が大変なことになりました。



さすがに、限界と感じたのでしょうか、親が借家を買い取って新居を建てるということで、その家は壊すことになりました。



生まれた時からその家で暮らしていましたので、思い出がたくさんあり、今になって思い出すと心の底がジーンとなるような淡い思いが心に蘇ってきます。



家族と過ごした大切な時間でした。

あの時は、そんなことまったく気にすることなく生活していて、毎日が楽しくてイキイキとしていました。

何も心配することなく、ただただ、毎日思いっきり体を動かして楽しんでいました。

懐かしい思い出です。
雨漏りも私にとってはとても大切な思い出です。


今でも、雨が降るとワクワクするのは、そのせいかもしれません。